子どもをしっかり見つめてみましょう
何歳であっても子どもは個性を持っています。
髪の質、顔、表情、泣き方、しぐさ…
それはあなたや旦那様(奥様)に似ていたり、
あるいは祖父母に似ていたりするかも
しれません。
幼少期になれば顕著に表れてきていると
思いますが、以下を参考にご自身の子どもが
どのようなタイプなのか、まず子どもが遊んだ
後の部屋を「片付けなさい」と言う前に観察
してみてください。
そして「お部屋をキレイにして(片付けなさい)」
と言った後の状態も観察してください。
どのタイプに当てはまりますか?
☑️ゴミ部屋タイプ
・モノや衣類に加えゴミまで雑然と
散らかってる
☑️遊んだまんまタイプ
・ゴミこそないが、モノや衣類が雑然
と散らかっている
☑️特定物限定雑然タイプ
・衣類のみとかおもちゃのみが雑然と
散らかっている
☑️モノ多すぎタイプ
・片付けようとしているのがわかるが、
モノが多く収納できていない
☑️みさえ(見えるとこだけキレイ)タイプ
・収納にしまってあるものの、収納の
中はぐちゃぐちゃになっている
☑️整理マスタータイプ
・収納の中までキレイになっている
ほとんどのお子さんはどこかに属すると
思いますが、同時に子どもの特徴も観察
しておきましょう。
・好奇心旺盛
・集中力
・言うことを聞かずに自分のタイミング
でしかやらない
・几帳面
・褒められるやる
・楽しいとやる
・怒られる(注意)とやらない
・恥かしがりやタイプ
「幼稚園(保育園)行くから片付けなさい」
「買い物行くから片付けなさい」
「寝なきゃいけない時間だからテレビ
消しなさい」
など…
でも子どもからしたら、
「もう少しで絵が描き終わるのに」
「もう少しで大きい塔ができそう」
「今までできなかった算数の問題が
解けそう」
⇒ 褒められたいんですよね。
当たり前ですが、親子でも相互に
理解をしていかなければ衝突します。
そのうち、どうせママに話しても
無駄だから…と会話さえなくなる
ことも少なくないでしょう。
「だったらそう言えばいいのに」と
思うかも知れませんが、子どもには
難しいことです。
気持ちに余裕が持てない時もあると
思いますが、常に…とまでいかなく
ても子どもの気持ちになって、どの
タイミングで片付け始めるのが良い
のか一緒に考えてあげれたらいい
ですね。
今回はお声がけについてですが、
まずは上で書いたように子どもの
気持ちを理解しようとすることから
です。
◆子ども伸ばす魔法の言葉
これについては多くの本が出版されて
ますので、興味がある方は読んでみると
いいと思いますが、魔法の言葉で共通
しているのは、「わかりやすく、
たくさん、気持ちを理解している
ことを伝え、そして小さなことでも
褒めてあげること」です。
そして褒めたり叱ったりするときの
姿勢も大切です。
褒めるときで言えば、目線を合わせて、
笑顔で大きいジェスチャーを交えて。
片付けを促すときも一緒ですが、特に
下記を意識してください。
・理由から説明する
◯◯だから◯◯してほしいの
・気持ちを聞く
◯◯くん(ちゃん)はやれそう?
どうしてできなそう?
・共感する
◯◯したかったよね。じゃあ
◯◯したら、その後しよう!
・褒める
すごいね!よくできたね!
・感謝を伝える
ありがとう!
そして幼少期には「片付けなさい」
と言わないようにしましょう。
おそらく子どもは「片付けなさい」
に対して、「遊んでることを止めて
面倒くさいことをする」「怒られる」
印象をもっていると思います。
幼少期には「おもちゃを家に戻して
(帰して)あげる」という言い回しが
いいでしょう。
自分が家に帰れなかったら…のように
自分に置き換えて考えられる言葉が
望ましいです。
また、「片付けないと捨てる」という
表現もよくないでしょう。
できれば「大切にしてくれる◯◯くんに
あげちゃおう」といった
表現にしてあげることで、より理解
しやすくなります。